労力が必要

2011-10-17

メ-ルの便利さについては、万人が納得認めるところでしょう。
自身が望む時間帯に自身のペ-スで送信出来、それは相手も同様です。
届いたメ-ルを開封する時間も、それに対して返事を送るのも、全て自分自身の自由であり、これはメ-ルならではの長所特徴と言えます。

相手の都合をさほど気にしなくて構わないので、その点も随分気楽に活用出来るのも人気の要因でしょう。
深夜就寝中に手元の携帯が鳴ったりすると、さすがに少々迷惑でしょうが、メ-ルの着信に戸惑い警戒を見せるのは、浮気中の人くらいでしょうけれど。

これが電話となると、こうは行きません。
相手が受話器を上げる、という行動も随分昔風になりますが、電話に関しては相手が会話に応じない限り、意志疎通が成立しない通信手段なのです。
電話はあくまでリアルタイムでのやりとりですから、双方が会話可能な状況で、なおかつ受話器を構えていなければなりません。

これらの事から、メ-ルは「文字版の留守録の一種」と言い換える事が出来るかも知れま
ん。
メ-ルは相手の状況をさほど気にしないのに対し、電話ではこれは必須行為です。
メ-ルでの意志疎通が主となりつつある現代人からすると、ある意味色々な制約があり、相手への気遣いを必要とする電話とは、何とも面倒臭いツ-ルに思えるのかも知れません。

しかし一方、そんな電話の価値が再認識されている一面もあります。
「メ-ルは誰とでも交わせるけど、電話で会話するのは自分が心を許した相手だけ」という考え方です。
そんな価値感が、相手の直電話番号を聞き出す事を困難にしているのでしょう。
出会い系サイトで出会いを叶えるのと同様の労力が必要だ、という意見もあるくらいですから。